Altium 365

Altium 365は、機構設計者から部品調達、製造、実装まで主要な関係者や分野をつなぐ、クラウドベースのインフラストラクチャ プラットフォームです。言い換えると、Altium 365は、エレクトロニクス設計を製造分野へつなぎます。

クラウドベースのため、インストールやサーバの設定は必要ありません。Altium Designer、またはブラウザから使用できます。Altium 365 プラットフォームは、Altium 365 で実行されるソフトウェアベースのサービスを管理します。それぞれのサービスは、設計を容易にし、製品作成プロセスに関わる全ての人が容易に共同作業できるよう設計されています。Altium 365 を使用すると、現在の設計の進捗状況 を管理者、購入者、製造業者と共有できます (彼らにとっても容易な方法で - あらゆるデバイスからインタラクティブな共同作業)。また、分野に関係なく、毎日、使用するツールを変更する必要はありません。

Altium 365 プラットフォームで管理した場合、部品の検索、設定、コンポーネントの使用は簡単です。サーバをインストールする必要は無く、部品のインポート ツール等の便利な機能により、数分で起動、実行できます。瞬時に、信頼できる部品データ (あなただけの、または共有できる) をすぐに利用できます。また、構造化された Release to Manufacturing プロセスと組み合わせて、効果的な機能 (例えば、where-used、part obsolescence、代替品) を利用して、製造できる部品表を作成できます。

Altium 365 とそのサービスを利用するための 4 つの方法があります:

  • Altium 365 Viewer - 無償で、Web ブラウザからデザインを見たり、共有できます (期間限定)。ダウンロード、インストール、AltiumLive への登録は必要はありません。
  • Altium 365 Basic - データを保存するための接続された Workspace は必要無く、Altium 365 の共同機能を利用したい方向け。Altium 365 プラットフォームでのデザインの 'スナップショット' のストレージを対応しており、コメントやレッドライン (変更箇所に印を付ける) を誰とでも共有できます。また、Workspace の外部で共有されている live/WIP デザイン (見たり、コメントを追加するための) へ web ベースでアクセスできます。

AltiumLive への登録が必要ですが、Altium Subscription のご契約は必要はありません。Altium Designerとの統合は無く、Web ブラウザから機能を利用できます。

  • Altium 365 Standard - Altium 365 のグローバル共有の利点や、1 つの接続された会社の Workspace でデザインやコンポーネントを利用したい (管理されたデータに厳密な形式や構造は必要無い) 方向け。世界中の誰とでもデザインをライブで保存、共有して、見たり、コメントを追加できます。また、クラウド ライブラリのコンポーネントを使用できます。

AltiumLive への登録、Altium Subscription のご契約が必要です。機能は、Altium Designer 内や Web ブラウザから利用できます。

  • Altium 365 Pro - データ管理の形式や構造が必要で、Altium 365 プラットフォームの全ての機能を利用したい方向け。管理されたデータは、1 つの接続された会社のWorkspace に作成、保存されます。世界中の誰とでもデザインをライブで保存、共有して、見たり、コメントを追加できます。Concord Pro に関するその他のサービス、機能 (コンポーネントの検証、where-used 機能、コンポーネント テンプレート、部品リクエスト、コンポーネントの同期を含む) を利用できます。

AltiumLive への登録、Altium Subscription のご契約、Altium Concord Pro の購入 (Altium 365 プラットフォームで管理する場合) が必要です。機能は、Altium Designer 内や Web ブラウザから利用できます。

Web ブラウザから Altium 365 プラットフォーム インターフェースへアクセスするために制限はありません。ブラウザ インターフェース、または MCAD 設計ソフトウェアから無償で Workspace へアクセスできます。Altium Subscription は、Altium Designer 内から Altium 365 (特に、Altium 365 Workspace) へ接続したい場合のみ必要です。
ECAD-MCAD CoDesign は、Altium 365 Standard と Altium 365 Pro で対応しています。

There are four ways in which to experience Altium 365 and the services it provides:

  • Altium 365 Viewer - free access to view and share your electronic designs (for a time-limited duration) through your Web Browser. No downloads, no installations and no registration to AltiumLive required.
  • Altium 365 Basic - for those who want to experience the collaborative aspect of Altium 365, without the need for a connected Workspace in which to store their data. Persistent storage of design 'snapshots' on the Altium 365 platform is supported, with the ability to share with anyone for comments and redlining. There is also web-based access to live/WIP designs - for viewing and commenting - that have been shared outside of a Workspace.

Requires registration to AltiumLive, but does not require active Altium 365 Subscription.There is no real integration with Altium Designer, with functionality experienced primarily through your Web browser.

  • Altium 365 Standard - for those who want the full Global Sharing benefits of Altium 365, and the convenience of having their designs and components available in a single, connected company Workspace, but without a heavy formality and structure to their managed data. Offers the ability to store and share live designs with anyone in the world for viewing and commenting, and to use simple cloud libraries of components.

Requires registration to AltiumLive, and Altium Designer with current (valid) Altium 365 Standard Subscription. Functionality is experienced from within Altium Designer and through your Web browser.

  • Altium 365 Pro - for those who want the full formality and structure of data management, and to experience all that the Altium 365 platform has to offer. Altium Concord Pro (hosted on the Altium 365 platform) is included, with your managed data created and stored in a single, connected company Workspace. Offers the ability to store and share live designs with anyone in the world for viewing and commenting, and to use cloud libraries of lifecycle-managed components.

Requires registration to AltiumLive, and Altium Designer with current (valid) Altium 365 Pro Subscription. Functionality is experienced from within Altium Designer and through your Web browser.

There is no limit on accessing the Altium 365 Platform Interface from your Web browser. Access to a Workspace through its browser interface, or from MCAD design software is free. Altium 365 Subscription is needed solely for when you wish to connect to Altium 365 (and specifically your Altium 365 Workspace) from within Altium Designer.
Support for ECAD-MCAD CoDesign is also included with Altium 365 Standard and Altium 365 Pro Subscription plans. For a full comparison of the features and functionality provided by these two plans, see <insertURLhere>.

Altium 365により、誰もが分離された状況から開放され、21 世紀の設計を楽しむことができます (Work from Anywhere. Connect with Anyone.)。Altium 365は、PCB開発プロセス全体でシームレスな共同作業を実現し、業界で最も接続された設計を行えます。Altium Designer ユーザは、Altium 365 を利用するために、作業する方法を変更する必要はありません。これは、既に行っていることを補完、拡張し、難しい部分 (共同作業、共有、組織化等) を容易にします。エレクトロニクス設計、機構設計、製造、部品の領域全体で一緒に作業できます。

Altium 365: 簡単。便利。うまくいく。


Altium 365 Workspace

Altium 365 クラウドベースのインフラストラクチャ プラットフォームに不可欠な Altium 365 Workspace は、クラウドで管理されたサーバです。これにより、設計、製造、供給領域間でのシームレスな接続、データを移動する方法が容易になります。ツール、またはツールの知識が無くても、インタラクティブなブラウザベースの ECAD 共同作業機能を使用できます。ECAD 設計者、調達、基板製造業者、実装業者が連携して一緒に作業できます。

それは、シームレスに Altium Designerと調和して働き、安全で整合性のある設計データを扱えます。Workspace では、強固で安全なデータのストレージを利用できるだけでなく、個々のレビジョンとしてデータを再リリースできます (以前にリリースしたデータを上書きしないで設計変更を追跡できます)。また、データのライフサイクルの管理にも対応しているため、データを使用する必要がある人はデータが 'life' のどの段階か、安全に使用できるものか一目で確認できます。

所有されている Altium 製品に応じて、Workspace は、コンポーネント、領域モデル、回路図シート、デザイン テンプレートを含む全ての管理データに対応できます。実際、CAD 中心の管理ビューを使用して、設計プロジェクト全体を Workspace 内で直接、作成、管理できます。これにより、リリースされた BOM のデザインやレビジョンを共同でレビュー、コメントできます。専用の Manufacturing Portal を介して、リリースされた実装、製造データを表示およびナビゲートし、BOMを検査して、最終的にデータを製造 Build Package にダウンロードできます。選択したリリースは、Manufacturing Package としてメーカーと直接、共有することもできます。

For those who are always on the go, design reviewing and collaboration through a Workspace - by any of the key stakeholders, anywhere - can be brought to your mobile device. And if you're an iPad user, there's a native app which you can use. Start the app, select the project, and you can view and comment on your design. It’s native, it’s fast. It just works.
Altium 365 Workspace について読む。

データのグローバル共有

Altium 365 インフラストラクチャ プラットフォームの最も効果的な側面の 1 つは、グローバルな規模での共同作業を対応していることです。この中心にあるのは、プラットフォームが グローバル共有 を対応していることで。Altium 365 を使用すると、現在の設計の進捗状況 (管理、購入、製造業者を含む) を容易な方法 (どんなデバイスからもインタラクティブに共同作業して) で共有できます。

データは世界中の誰とでも共有できます。何を誰と共有するかはあなた次第であり、以下を含めることができます:

  • 無料の Web ベースの Altium 365 Viewer を使用して、Webブラウザーを通じてエレクトロニクス デザインや CAM 製造データを共有できます。このレベルの共有では、デザインの表示のみ対応しています (コメントは対応していません)。
  • Workspace チーム外の人とのライブ (WIP) デザインの共有 - 表示とコメントのみ。これは、進行中のデザインです。デザインを変更、移行すると、Workspace チームの外部にいる全ての閲覧者が、それらの変更を確認できます。
  • Altium 365 プラットフォームにアップロードされたデザインの 'スナップショット' を、永続的に誰とでも共有できます。このレベルの共有は、共有したスナップショットの表示とコメントを対応していますが、ライブ (WIP) デザインではなく、特定の時点でのデザインの静的スナップショットであることに注してください。
  • Workspace チームのメンバーと設計データを共有できます。必要に応じて、プロジェクト、フォルダー、アイテムを共有します。例えば、プロジェクトでは、コメントやフィードバックを収集するための読み取り専用アクセスを共有できます。または、地理的に分散したチームによるグローバルな共同作業ができるように、読み取り/書き込みアクセスを許可します (編集は、Altium Designer で行います)。
  • 定義済みの Manufacturing Package を介して製造業者とリリースデータを共有できます。製造業者は、Altium 365 プラットフォームの専用の Manufacturing Package Viewer を介して閲覧できます。Workspace にアクセスする必要が無いので、設計データは見えません。それから、基板を製造して実装するための Build Package をダウンロードできます。

ECAD-MCAD CoDesign

設計されているほとんどのエレクトニクス製品は、何らかの機構構造 (シャーシ、または筐体) に固定されています。設計プロセスの後半で基板 (ECAD) とシャーシ/筐体 (MCAD) 間の機構的な衝突を見つけるのは、コストがかかる可能性があります。そして、Altium Designer からエクスポートされた 3D モデルを入手することはできますが、それは手動のプロセスであり、そのためには意識的な決定と行動が必要です。実際には、これは非常にまれにしか実行されず、その結果、MCAD設計者は、入手したものが最新かつ最高のものであるかどうかは確信が持てません。ツールが話さないからといって、山積みにお金を無駄にしないようにするのはそれほど難しいことではありません。

Altium 365 Workspace では、ECAD から MCAD への共同作業が可能です (データを領域間でシームレスに移行)。更新のポーリングは無くなり、また確実になりました。デザインが進化すると同時にデータが領域間で移行され、デザインの一貫性が確保されます。

現在、以下の MCAD プラットフォームとバージョンを対応しています:

その他のページ - MCAD Plugins - は、Workspace のブラウザ インターフェースから利用できます。ここから、この co-design 機能を MCAD 設計ソフトウェアに追加するために必要なプラグインを取得できます。Altium Designer と MCAD ソフトウェアで変更した内容は、ソフトウェアのパネルを介してPush、Pull を行い相互に移行できます。パネル (MCAD CoDesigner パネル) は、Altium Designer の PCB エディターで使用できます。MCAD ソフトウェア(Altium CoDesigner パネル、またはタブと呼ばれます) の場合、対応するプラグインをインストールする必要があります。
ECAD-MCAD CoDesign について読む。

将来のための共同プラットフォーム...

クラウドベースの Altium 365 インフラストラクチャ プラットフォームでは、現在のところ、分野を超えた共同作業のためのソフトウェアベースのサービスを利用できます。 インストール、設定、新しい 'サーバーリリース' への手動更新は必要無く、ブラウザベース、モバイル対応で、学習する追加のプロセスはありません。しかし、これだけではありません。Altium との製品関係と Altium 365 を通じて利用できる機能に応じて、プラットフォームを通じて提供される既存のサービスと機能への将来の更新だけでなく、まだ登場していないサービスや機能も利用できます。提供する可能性のあるものには次のものがありますが、これらに限定されません:

  • BOM Analyzer
  • Project History
  • IHS Markit® Part Data
  • Component Health Dashboard
  • Single Sign-on

それはもちろん、Altium 365 が成長し、成熟し続けるにつれて、将来が何をもたらすかについての予告に過ぎません。常に、革新的な製品を外部で、時間通りに、初めて入手する必要がある関係者間のスムーズな共同作業を促進することに焦点を当てています。

将来的な機能や、それらが利用できる対象は、変更される可能性があります。

 

注記

利用できる機能は、Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション のレベルによって異なります。